2026年のシルバーウィークは、9月19日(土)から23日(水・秋分の日)までの5連休でした。5連休になるのは2015年以来11年ぶりです。旅行各社が公表した予約・検索データを見ると、海外旅行ではソウル、台北、バンコクといったアジアの都市が上位に並びました。各社のランキングは集計の方法が異なるため、ひとつの順位にまとめず、会社ごとに紹介します。
※本記事の画像はイメージです。
【今年の日並び】
・9月21日(月)が敬老の日、23日(水)が秋分の日で、その間の22日(火)が祝日に挟まれた「国民の休日」になりました
・24日(木)と25日(金)に休みを取れば、19日から27日までの最大9連休にもなる日並びでした
【旅行各社のランキング(海外・上位)】
■HIS(予約者数。6月23日時点、9月18〜23日出発分)
・1位 ソウル/2位 台北/3位 シンガポール/4位 バンコク
・HISは、5連休の日並びによって、例年の短い休みでは行きにくい中距離のエリアにも人気が広がったとしています。シンガポールとバンコクは予約者数が前年を大きく上回りましたが、HISは「前年の同時期は大型連休の条件が異なるため単純な比較はできません」と注記しています
■トラベルコ(サイト内の検索数。9月19〜27日の旅行を対象に、2026年4〜5月の検索を集計)
・1位 ソウル/2位 台北/3位 ホノルル/4位 バンコク/5位 香港
・海外旅行の検索数は、2026年1〜5月の合計で前年同期の約144%でした。例年は3月頃から増える検索が、今年は1月から動き出していたとしています
■アゴダ(宿泊の検索数。5〜7月の検索、9月18〜23日チェックイン分)
・1位 ソウル/2位 バンコク/3位 台北/4位 バリ島/5位 釜山
・検索数の伸びが大きかった都市として、香港(245%増)が挙がっています。なお、アゴダの伸び率は前年比ではなく、同じ期間の2週間前の検索数との比較です
■JTB(予約。国・地域単位、個人旅行、9月18〜27日出発分)
・1位 ハワイ/2位 台湾/3位 韓国。上位10のうち、アジアからはシンガポール、香港・マカオ、タイなども入りました
・JTBは、物価高や円安のなかでも、旅のスタイルを工夫しながら目的地ならではの体験を求める傾向があるとしています
【各社に共通して見えること】
・ソウルはHIS、トラベルコ、アゴダの3社で1位、台北も3社で2〜3位に入りました。JTBの国・地域別でも台湾と韓国が2位・3位です。日本からのフライトが短く、5日間の休みでも行きやすい都市が強さを見せました。JTBも、上位10方面の大部分が近距離の方面だったとしています
・バンコクも3社で上位(2〜4位)に入っています。香港はトラベルコで5位、アゴダの伸び率でも目立ちました
・人気の背景として、各社は次の点を挙げています。5連休という日並び(HIS、アゴダ)、費用を抑えつつ気軽に楽しめる旅行先の人気(JTB)、LCCの路線が充実した都市への人気(HIS)、7月からの燃油サーチャージや出国税(国際観光旅客税、1,000円から3,000円に引き上げ)の値上げ前に予約を済ませる動き(トラベルコ)です
【費用の動き】
・HISの海外旅行の平均単価は22万9,300円で、前年の112%でした(夏休みとシルバーウィークの合計)。HISは、燃油サーチャージと出国税の値上がりが影響したとし、航空券代を抑えて現地で使うお金に回すスタイルが定着しているとしています
・一方、エクスペディアの集計では、9月17〜27日の滞在の1泊あたりの平均宿泊費が前年より下がった都市もあり、ハノイは約15%安くなっていました。同社は海外の背景として、前年の大規模な学会・展示会による需要の反動や、宿泊施設の選択肢の増加を挙げています
・現地ツアーのベルトラでは、9月出発分の予約件数がアジア方面で前年同月比52.8%増えています(8月17日時点)
【出国者数の最新データ】
・日本政府観光局(JNTO)が9月16日に公表した推計値では、8月の出国日本人数は約158万9,000人で、前年同月比3.6%減でした。7月に続いて2か月連続で前年を下回っています
・1〜8月の累計は約972万5,000人で、前年比2.8%増です。シルバーウィークを含む9月分は、まだ公表されていません
【海外で働く方・これから働きたい方へ】
・ソウル、台北、バンコク、香港、シンガポールは、いずれも日本人旅行者が多く訪れる都市です。日本からの旅行者が増える連休や年末年始は、現地の日本人向け店舗にとっても来店が増えやすい時期と考えられます
・次の大型連休は年末年始です。年末年始は航空券が高くなりやすいため、この時期に合わせて渡航を考えている方は、当サイトの「年末年始の海外出稼ぎガイド」の記事もあわせてご覧ください
・バンコクでは9月下旬に大雨による冠水が起きました。渡航前には現地の最新の状況を確認しましょう(詳しくは当サイトの「バンコクの大雨」の記事をご覧ください)
【まとめ】
11年ぶりの5連休となった今年のシルバーウィークは、各社のランキングでソウルと台北が上位に並び、アジアの都市の人気がはっきり表れました。費用の上昇が続くなかでも、短い日程で行きやすいアジアの都市が選ばれています。気になるエリアや働き方があれば、KaigaiQのLINE相談からお気軽にお問い合わせください。
← ニュース一覧へ戻る